東京ガスビルディング
東京ガスビルディング。
高さが116mというのは知っていたんだけど、もう少し細かい数字(小数点以下二桁くらい)とか最高高さなのか軒高とかが知りたいと思って調べてみました。
そしたら東京ガスビルディングは東京ガスビルディングじゃなかった。
東京ガスビルディングは本当は東京ガスビルディングじゃなくて浜松町ビルというのが正式な名前みたい。
正直、知らなかったです。
もともと東京ガスの本社が八重洲にあってそちらのビルが東京瓦斯ビルディング(1954年10月竣工・現TGビルディング(本館))という名前でした。新本社を建設するにあたって浜松町ビル株式会社(1987年に株式会社ティー・ジー不動産(現・東京ガス不動産株式会社)に吸収合併)という会社を発注者として浜松町ビルが建設されています。
登記簿などを見ているわけではないので定かではありませんが、最近の東京ガスの正規のドキュメント上でも「東京ガスビルディング(浜松町ビル)」という表記があるので正式名称は変わっていないようです。
ちなみに上の画像左手の東芝ビルディングが2013年に浜松町ビルディングに名前が変わりましたが、隣に東芝浜松町ビルというのもあって紛らわしいなと思ったけど、それよりももっと紛らわしい状態だったんですね。
まあ、みんな東京ガスビルディングは東京ガスビルディングっていう認識だから問題ないのかも。
それと更に分かったのは上に乗っかっている鉄塔。
通信用の鉄塔らしくパラボラアンテナが付いています。
こちらの鉄塔、高さが34mあるみたいです。
・・・ということはつまり、東京ガスビルディングは鉄塔を含めると150mあるんですね。
こちらは東京タワーの大展望台トップデッキ行きのエレベーターフロアから撮影した画像です。
このフロアは地上130mくらいなのでT.P.+18m+130m+1.6m(目線高さ)でだいたい海抜150mくらいのアイレベルです。
確認してみると、たしかに鉄塔の高さ(避雷針含まず)は世界貿易センタービルの軒高152mくらいと同じくらいに見えます。
なるほど新たな知見を得ました。
モエストロ、またひとつ賢くなりました。
でも結局、ビルの高さは116mっていうこと以上は分からなかったです。
参考文献:BE建築設備 1984年11月号
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