8年前の今日

8年前の今日、2013年3月2日は新宿で写真を撮っていました。

いつものように景色を撮っていたけど、遠景はけっこう空気が淀んでいたので特に何かに使われることなく、そのままお蔵入りしたものがけっこうありました。というか大半です。

でも改めて見て見るとあの頃はまだ建設中だったビルや今はもう解体されてしまったビル、変わってしまった風景なんかが写っていてなかなかに面白いです。

あの頃は価値を見出せなかったけど、今となっては貴重な記録、貴重な思い出ですね。

新宿住友ビル。
今はアトリウムが増築されており、竣工時からのスッキリした足元も今や過去の風景です。

新宿三井ビルディングの塔屋。
これも今は超大型の制震装置(TMD)が増築されています。
個人的にはこのころのスッキリした見た目が好きでした。

こちらは都庁展望台からの景色ではないですが、同じく8年前の損保ジャパン本社ビルの足元。今は手前にゾウみたいな形の低層の美術館棟が増築されています。
そもそもなんで増築できたかというと、ビル建設時はやはり容積率いっぱいに建ててるんですが、2014年の建築基準法の改正でエレベーターの昇降路部分が床面積に不算入になったためです。計算上減った容積率分を建て増した感じですね。
増築されたのはおよそ4,000㎡。昇降路部分といっても大きなビル1棟だとけっこうなボリュームが不算入になるんですね。

さて、展望台からの景色に戻って、こちらは建設中の虎ノ門ヒルズです。
この日は遠景だとかなり空気が濁っていたのでちょっと映りが悪いです。順光だとあまり問題なかったですが、それ以外は結構残念だった記憶があります。
右手前のドコモタワーにはまだかなりの数のアンテナが付いています。今は不要になったようでほとんど撤去されます。

東京駅方向です。
読売新聞東京本社(高さ200m)が絶賛建設中で大手町タワー(199.70m)がほぼ出来上がっている感じです。
手前ではりそな・マルハビル(107.95m)が完全に解体されていて、三菱東京UFJ銀行大手町ビル(99.7m)が解体中です。三井物産ビル(100m)はまだ健在ですね。

赤坂方向。画面真ん中は解体中のグランドプリンスホテル赤坂(旧・赤坂プリンスホテル/138.90m)です。

渋谷方向です。中央のビルが渋谷ヒカリエ(182.50m)です。
今では渋谷スクランブルスクエアや渋谷ストリームなどが増えてガラリと景色が変わっています。

右奥は目黒清掃工場の煙突(150m)ですが、解体済みなのでもうありません。

東京の街は8年も経つとだいぶ景色が変わってしまいますね。

次の8年はどれくらい変わるでしょうか。

とても楽しみです。