東京駅 大手町常盤橋地区に400m級超高層ビルの計画!

2015年8月29日の日本経済新聞に大注目のニュースがありました。
三菱地所が大手町の常盤橋地区に400m級の超高層ビルを建てるというものです。
正直、東京で400m級のビルはないと思っていたのでかなり驚きです。
確かに常盤橋地区はぎりぎり羽田空港の制限表面の範囲外なので建てようと思えば400m級も可能です。
また高さ制限だけでなく、敷地と容積率の関係もあるのでかなり広大な敷地が必要になりますが朝日生命大手町ビル、日本ビル、JXビル、大和呉服橋ビルを含む常盤橋地区は3万㎡以上(記事では3万1千㎡)の敷地があるため、仮に容積率を1500%とすると45万㎡の延床面積を実現可能です。もしこれを1棟で使いきればフロア面積4,500㎡×100階建も可能です。
現実的には低層部の商業エリアや最近の階高の傾向を考えると4,000㎡×80階程度になるかなと個人的に予想(妄想)してます。
それでも単体ビルの規模的には六本木ヒルズ森タワークラスなのでかなり巨大なビルです。さすがに東京の中心地でも周辺のビルとの競合を考えるとオフィス単体でなく、ホテル等を含めた複合ビルになるのではないかと思います。
できれば最上階に展望台が欲しいですね。
現段階では日経の記事しか出ていないので具体的なプランは不明ですが、いまコツコツと作っている東京駅周辺のビル街モデルがあるので、ちょっと400m級のビルを配置してどんな感じか見てみました。
400m.png
常盤橋地区に400mの超高層ビルを配置した場合の皇居側からの景観モデル
400m_2.png
八重洲口側から。
参考に朝日生命大手町ビル(119m)を残してありますが、100m級が低層ビルに見えます。
400m_立面図.png
←皇居            丸の内    東京駅        八重洲口
有楽町方向からの立面図
周りの150~200m級が中層ビルのようです。
ただ、ちょっと気がかりなのはこの常盤橋地区、六本木ヒルズと東京スカイツリーのライン上に存在するため、完成すると森タワーのスカイデッキから東京スカイツリーが見えなくなる可能性があります。うまくずらせば並んで見られるかも知れませんが、ちょっと気になるところです。
 
まだ三菱地所からは公式な発表はないので日経の飛ばし記事の可能性も大いにありますが、実現に大いに期待したいです。
ほぼほぼ休止中のブログを久々に開いて記事を書いちゃうくらい、ビル好きにはビッグなニュースでした。