レインボーブリッジを歩いて渡って来た。

9月某日、青海の日本科学未来館でやっているメイキング・オブ・東京スカイツリー展を見に行ってきた。

帰りはお台場に立ち寄り、そこからの東京湾のビル景を堪能。

さて、そろそろ帰ろうかと思ったところ、ふと遊び心が芽生えた。

レインボーブリッジを渡って帰りたい。

徒歩で。

せっかくの連休だったのでたまには普段出来ないことをしたい。

そんなわけで、お台場海浜公園の先のレインボーブリッジ遊歩道入り口にやって来たわけだが・・・・・・。

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うほっ、いい警備い・・・・・・。

 

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レインボーブリッジ展望・遊歩道 台場口である。

 

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入り口を進んだ先にはレインボーブリッジの高架橋が構えている。

 

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するといきなり分かれ道が!

 

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ノースルートとサウスルートに分かれているようだ。

 

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サウスルート。

 

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ノースルート。

 

この時間だとサウスルートは完全に逆光なのでノースルートを進むことにした。

 

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レインボーブリッジの桁下。巨大である。

 

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くぐり抜けるとすぐ、素晴らしい大パノラマが!

 

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レインボーブリッジからの都心部遠望。東京タワーを含め、ぐるりとビルが立ち並んでいる。

 

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東京タワーのズーム。

 

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先を見るとつり橋部はまだ遥か先だ。

 

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仰ぎ見ると巨大な橋桁が。

 

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上層は首都高速(首都高速11号台場線)、下層が一般道(東京都道482号台場青海線)と新交通システム・ゆりかもめ、そして今歩いている歩道部分となっている。

 

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橋脚部分。なにやら看板がある。

 

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案内板だ。

 

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現在位置が書いてある。今は190m地点らしい。

海抜は22m。ビルだと6階くらいだろうか。

 

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下へ繋がる階段がある。ここノースルートからサウスルートへ抜けられるようだ。

ともかく今回はノースルートをこのまま突き進む。

 

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橋脚を越えたところから海面を見下ろしてみる。

海抜は22m。橋のスケールが大きいせいか、あまり高さの感覚がない。

 

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さらに先へと進む。

 

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早くも次の橋脚に着いた。

 

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先ほどは190mだったから95mほど進んだようだ。海抜は4mほど上がっている。

 

この位置から見える景色は・・・・・・

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こんな感じ。

 

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こんな感じ。

 

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そしてこんな感じ。

 

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やばい。レインボーブリッジやばい。

 

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レインボーブリッジからの眺めが

 

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こんなに素晴らしいわけがない!

ふぅ・・・これはもうビル好きにはたまりませんなぁ。

 

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そしてまた次の橋脚。

 

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380m地点。海抜は5mアップ。

 

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この地点からの眺め。

 

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眺め。

 

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眺め。

 

撮りながら歩いていくとあっという間に次の橋脚部に。

 

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台場アンカレイジまで185mとある。

アンカレイジというのは吊橋の肝であるケーブルを支えるための巨大なコンクリートの台座のことで、ここレインボーブリッジには台場アンカレイジと芝浦アンカレイジの二箇所が存在する。

更に、レインボーブリッジのアンカレイジには展望用のフロアーなどが設置されている。ただし、現在は閉鎖されていて入ることは出来ない。

 

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現在位置。まだ全行程の1/3程度だ。

 

このあたりの景色もまた素晴らしい。

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都心方面。

 

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またまた東京タワーのズーム。この位置からだとこういう風に見える。

 

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汐留のビル群。

 

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海から見るビル群は格別だ。

 

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吊橋部が近づいてきた。手前の巨大な台座が台場アンカレイジ。

レインボーブリッジの桁下が52mだから、このアンカレイジはだいたい50m四方のサイズだろうか。最近のビルで言うと12~15階建てくらいのサイズ。非常に巨大である。

 

 

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レインボーブリッジの先には芝浦のタワーマンション群が立ち並んでいる。

 

更に歩みを進める。

だが、ここで残念な事実が!

 

 

  

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金網だ。

 

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高さ的にもこの辺りがベストビューと思われるが、橋の下を通過する船の安全航行のためだろうか、非常に残念な景観である。

 

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次の橋脚に到着。

 

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580m地点。

やっと1/3を越えたあたり・・・・・・先は長い。

 

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先には吊橋を支える巨大な支柱が見える。高さは126m。 フジテレビ本社屋(正式名称:FCGビル/高さ123m)よりも大きい。

 

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サウスルートを通る一団。実はなかなかどうしてけっこう通行人がいるのだ。

 

そして・・・・・・

 

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次の案内板、  

 

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ついに台場側のアンカレイジ部分に到着した!

 

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正面に大きな支柱が見える。

 

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アンカレイジ部の急勾配な斜面。

 

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上を見上げると・・・

 

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ド太っいケーブルが上に向かって伸びている。

 

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上部のはしごがこのケーブルがメンテナンス通路を兼ねていることを仄めかしている。・・・ここを歩いて登っていくなんて・・・・・・なんとも恐ろしい。

 

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ふと足元を見ると通路端が破損している。3月の地震の損傷だろうか・・・。

 

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歩道の先はそのままアンカレイジの内部を貫いていて伸びている。

向こう側が見える。

内部は真っ直ぐ伸びているが途中、通路横に入り口があった。

 

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閉鎖中と書かれている。アンカレイジ内の施設へ通じる入り口のようだ。

残念ながら入ることが出来ないのでそのまま進む。

 

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台場アンカレイジを抜けると、またそのまま真っ直ぐ通路が伸びている。

 

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上を見ると巨大なケーブルが垣間見える。

ここはもうレインボーブリッジの吊橋部だ。

 

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外を見ると、さきほどより更に向こう岸が近くなっているのが分かる。

 

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そしてまた曲がり角。

その先には・・・・・・

 

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!?

 

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なにやら開けたスペースが。

 

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上を見上げると・・・・・・

 

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巨大な支柱が空を貫いている。

デカイ!!

 

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振り返るとさっき歩いて来た通路がお台場方面へ伸びているのが見える。

 

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ズームしてみるとアンカレイジの桁直下にガラス張りの部屋が見える。

これが展望台だ。

 

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この辺りからの景色。

 

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遠くスカイツリーが見えた。

 

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ここからのパノラマはこれまでの中でもかなり凄い。

 

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この位置からの東京タワーはこんな感じ。

 

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レインボーブリッジのメイン吊橋部。

 

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ここからの表情、かなりかっこいい。

 

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まさにウォーターフロントといった風景が広がる。

 

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巨大な建築物と青い空の組み合わせのカッコよさは異常。

 

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汐留の超高層ビル群。

 

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東京駅方面。

グラントーキョーのツインタワーや建設中のJPタワーが見える。

 

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トリトンスクエア。スカイツリーも。スカイツリーの手前は晴海の中央清掃工場。

 

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そしてまた歩き始める。

この先は吊り橋部分なので次の支柱までの間隔が非常に長い。

先は見えていない。

 

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真上のケーブルはかなり上のほう。

 

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長い長い一本道を歩き続ける。

 

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曲がり角まで来た。

 

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曲がった先は先ほど同様また少し開けている。

 

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さっきとだいぶ顔色が違う。もう「向こう岸」の上あたりのようだ。

 

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また来た道を振り返る。

 

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整然と並んだ鉄の柱がはるか先へと伸びてゆく様は大変に美しい。

 

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この国では美しい足のことを美脚って呼ぶんだろう。だったら美しい橋脚のことも美脚と呼ぶべきだよね。

 

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終わりが見えた。とうとう終点だ。

 

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終点・芝浦アンカレイジに到着。

 

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「 1523m>|<0m 」と、しっかりと終点を示している。

 

出口へ向かおうとすると一組のファミリーがお台場方面に向けて歩み始めていた。

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子供たちもウキウキしている。

この先けっこう長いけど大丈夫なのかな?

まあでも、疲れを忘れさせてくれるくらいの景色は見られるから、楽しんできてねヾ( ゚Д゚)ノ゛

 

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橋脚内部のエレベータから下に下りると、巨大な橋の真下へと出てきた。

あらためて見ると、やはり非常に巨大である。

橋長798m、橋桁高さ52m、最高部126m。

考えてみたらスカイツリーを横に倒した長さより全然巨大な建造物だ。

縦に垂直に立っていることと長大な橋桁を吊り下げていることのどちらがより難しいことかは分からないけれど、どちらも凄い構造物だということは分かる。

そしてこのどちらも、震度5弱~強の地震には耐えられている・・・・・・日本の建築技術と言うのはやはり大変素晴らしい。

そしてまた、レインボーブリッジからの眺めも大変に美しい。

たまにはみなさんも徒歩で歩いてみては如何だろうか。